古町の夜、ちゃんとした空気の中で、一皿ずつ味わう。

古町の夜に、静かに席に着く。

最初に印象に残ったのは、料理そのものより先に、この店に流れていた空気でした。席に置かれた一枚の札。大げさではないけれど、ちゃんと迎えられている感じがありました。

ここでは、スタッフのあいだで短く、確かな声が自然に行き交っていて、その連携がどこか落ち着いて見えます。店の中では、それぞれの席の会話も無理なく続いていて、食事の時間そのものがきちんと守られているようでした。

そんな空気の中で、一皿ずつ食事が置かれていきます。実家が精肉店だという話にも、なるほどと思わせるような、まっすぐな印象がありました。主役の皿はきちんと主役らしく、それでいて必要以上に構えすぎていません。

食事が進むにつれて、皿の表情にも少しずつ広がりが出てきます。肉の印象だけで終わらず、別の皿が加わることで、その夜の時間そのものに奥行きが出てくる。料理を追うというより、食卓の流れを見ている感覚に近いのかもしれません。

最後まで印象に残ったのは、おいしさだけではなく、この店の中にあった「ちゃんとした空気」でした。店を出て、夜の古町を少し歩いても、その一皿ごとの丁寧な余韻がずっと残っています。古町の夜に、こういう一軒があることを、記録しておきたくなりました。

お店のこと

・店名:bistro meiku
・住所:新潟県新潟市中央区寄居町332アーバン東中通2階
・営業時間:17:00-23:00
・定休日:日,月

入り口は東中通り沿いのレンガ造りの入り口からすぐ左手のらせん階段で2階へ

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