新潟、古町。
この街の昼には、どこか凛とした静けさがあります。
大通りを一本外れると、そこには時間の流れが少しだけ緩やかになったような路地が続いています。
今日は、そんな路地の奥で出会った昼ごはんのことを、書き留めておこうと思います。
古町の路地、その奥にある静寂。

アーケードの喧騒を背に、細い通路へと足を踏み入れます。 ビルとビルの間に切り取られた空を眺めながら進むと、入り口に置かれた小さな看板が目に入りました。
手書きの文字で記された、今日のおまかせ。 「ハンバーグ」の四文字を確認して、小さく胸が高鳴るのを感じます。
湯気の中に感じる、作り手の誠実さ。

ほどなくして運ばれてきたのは、ふっくらと焼き上げられたハンバーグ。
湯気の向こうにある一皿は、華やかすぎず、それでいてきちんと目を引く温かさを持っていました。
箸を入れると、じわりと広がる肉の旨み。
強い驚きで惹きつける味ではなく、ひと口ごとに落ち着いて確かめたくなる味です。
誰かの日常を支えるために、毎日変わらずに作られてきたもの。
そんな食事の誠実さが、このハンバーグにはありました。
自分を整える、いつもの定食。

別の日の生姜焼きには、白いごはんと味噌汁、そして小鉢。
定食として見ると、とても落ち着いた並びです。
一見すれば、どこにでもある昼の定食かもしれません。
けれど、この過不足のなさが、忙しい日の気持ちを静かに整えてくれることがあります。
古町の昼にこういう食事があること。
それ自体が、この街の安心感のひとつなのだと思います。
おまかせ食堂ななや ── 古町の昼を支える場所。
店を出て、再び路地を抜けて大通りへ戻ります。
お腹の中に残る温かさが、午後の時間を少しだけ軽くしてくれるようでした。
観光地の顔だけではない、暮らしの延長線上にある新潟。
古町には、そんな空気を支える店が今も残っています。
今日の昼を整えてくれた一軒として、その場所をここに記しておきます。
店舗情報
・店名:おまかせ食堂ななや
・住所:新潟市中央区古町通7番町1005-3 橋田ビル1F
・営業時間:11:00-14:00
・定休日:土日曜祝日休
7番町は、古町ルフがある区画で、古町通と東堀通の間の通りです。
目印は「中華そば満月」さん向かって右側の通りです。

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